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保険外訪問看護サービスの信頼性向上へ!業界初のガイドラインを策定・2025年7月24日(木)公開決定

訪問看護における保険外サービスガイドライン(第一版)を策定・2025年7月24日(木)公開

訪問看護における保険外サービスの重要性が高まる中、一般社団法人訪問看護支援協会(東京都港区、代表:高丸慶)は、利用者の皆様が安心して質の高いサービスを受けられるよう、「訪問看護における保険外サービスガイドライン(第一版)」を策定いたしました。本ガイドラインは、来る2025年7月24日(木)(大安、天赦日、一粒万倍日、母倉日)に正式に公開いたします。本ガイドラインは、保険外訪問看護サービスの適正な提供と質の向上を促し、業界全体の健全な発展に貢献することを目的としています。

ガイドライン策定の背景:長年の経験から見えた業界の課題とニーズ

近年、医療保険や介護保険ではカバーしきれない多様なニーズに対応するため、保険外訪問看護サービスの利用が増加しています。当協会と連携する株式会社ホスピタリティワンは、2008年から保険外訪問看護サービスを提供し、クレディセゾンや高島屋の会員向けにもサービスを提供してまいりました。2016年には厚生労働省の事例集で唯一の保険外訪問看護優良事例として掲載されるなど、長年にわたり質の高い保険外訪問看護サービスの提供に尽力してまいりました。

しかしながら、その長年の経験の中で、私たちは様々な保険外訪問看護に関するご相談を受けてきました。訪問看護師の質に関する問題だけでなく、保険外訪問看護サービスにおける訴訟問題が発生した際に、母体がしっかりしていないサービスでは利用者やそのご家族が泣き寝入りしてしまうような法務・財務の問題、さらには訪問看護の提携先の葬儀会社に関する問題なども見受けられました。

また、医師の指示書がない訪問看護サービスなど、法令を遵守しない提供形態も一部で見受けられ、サービスの質や透明性に関する懸念が生じています。このような状況は、利用者の方々の不安を招くだけでなく、訪問看護業界全体の信頼を損なう可能性もはらんでいます。

こうした課題に対し、当協会は、経済産業省が示す「ヘルスケアサービスガイドライン等のあり方」に基づき、介護関連サービスの業界自主ガイドラインとして本ガイドラインの策定に着手しました。これは、ヘルスケアサービスの品質確保、事業者の信頼性向上、そして利用者や仲介者からの信頼確保を目指す国の取り組みとも連動するものです。

ガイドラインの主なポイント

本ガイドライン(第一版)では、保険外訪問看護サービスを提供する訪問看護ステーションが遵守すべき基本的な事項を明確にしています。これにより、以下の効果が期待されます。

  • 利用者の安心と選択の促進: サービスの提供基準が明確になることで、利用者は安心して質の高い在宅看護サービスを選択できるようになります。
  • サービスの質の向上と標準化: 訪問看護師が専門職としての責任を果たし、倫理的な基準に基づいた質の高い在宅看護を提供するための指針となります。
  • 業界全体の健全な発展: 法令遵守と質の担保を推進することで、保険外訪問看護サービス市場の信頼性が高まり、健全な発展を促進します。

詳細なガイドラインの内容については、2025年7月24日(木)の公開以降、訪問看護支援協会のURLよりご参照いただけます。

一般社団法人訪問看護支援協会は、本ガイドラインの普及を通じて、今後も保険外訪問看護サービスがさらに発展し、より多くの人々が住み慣れた自宅で質の高い在宅看護を受けられるよう、業界を牽引してまいります。

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