先日、2025年2月20日、佛教大学二条キャンパスにて、「みんなで考え・創るシアワセに生きるための“しくみ”と“地域”」と題したセミナーが開催されました。
主催は佛教大学総合研究所と共同研究公開研究会。地域包括ケアに関わる方々や仏教関係者を中心に、35名の方が熱心に耳を傾けました。
このセミナーは、多死社会を迎えるにあたり、地域でどのように人々が支え合い、幸せに生きていくための仕組みを構築していくかを考えることを目的として開催されました。当日は、それぞれの専門分野でご活躍されている3名の講師をお迎えし、多角的な視点から活発な意見交換が行われました。
当時まだ一般社団法人訪問看護支援協会への参加が決定していなかった広報部長の坪田康佑も登壇したことです。「多死社会を見据えた社会的共通資本の向上による地域共生社会の創造を目指した人材育成プログラムの検討」というプロジェクトテーマのもと、活発な議論が交わされました。
セミナーでは、地域における医療だけでなく地域との連携の重要性、そしてその中で訪問看護、特に在宅看護を担う訪問看護師の役割の可能性が改めて認識されました。参加者からは、訪問看護ステーション間の連携強化や、地域住民への啓発活動の必要性など、具体的な意見も多く出されました。
今回のセミナーを通じて、地域全体で「シアワセに生きる」ための土台を創っていくためには、医療、介護、福祉、そして地域住民一人ひとりの意識改革が不可欠であることが再確認されました。訪問看護師をはじめとする在宅医療に関わる全ての方々が、それぞれの専門性を活かし、連携を密にすることで、より質の高い在宅看護サービスを提供できるはずです。
一般社団法人訪問看護支援協会は、今回のセミナーでの学びを活かし、今後も地域包括ケアシステムの発展と、誰もが安心して在宅で療養できる社会の実現に向けて貢献してまいります。
署名
一般社団法人訪問看護支援協会 広報部長 坪田康佑 Twitter:https://x.com/cango_shi YouTube:https://www.youtube.com/@koxosuke BLOG:https://cango.blog/ 一般社団法人日本男性看護師会 理事 https://nursemen.net/